2015年10月2日

インヴェンション No. 5 - BWV 776

第5番 変ホ長調 E♭ major
By http://www.mutopiaproject.org [Public domain], via Wikimedia Commons

Glenn Gould


Evgeni Koroliov(05:58-)

Paul Barton

Cory Hall

tjjazzpiano

Marcin Dąbrowski

楽曲分析

フーガの作曲技法を取り入れた曲です。

第1部<1-11>
  提示8小節 I - V - I  E♭- B♭ -E♭
  経過3小節 IV - I   A♭ - E♭

第2部<12-22>
  提示4小節 VI - II  c - f
  提示4小節 II    f
  経過3小節 V' - IV - II b♭ - A♭ - f

第3部 <23-32>
  提示2小節 II - IV  f - A♭
  経過3小節 IV - I  A♭ - E♭
  提示6小節 I - IV - I E♭ - A♭ - E♭

変ホ長調の調関係

I  主調 E♭:変ホ長調(B♭ E♭ A♭)
II 下属調の平行調 f:ヘ短調(B♭ E♭ A♭ D♭)
IV 下属調 A♭:変イ長調(B♭ E♭ A♭ D♭)
V  属調  B♭:変ロ長調(B♭ E♭)
V' 属調の同主調 b♭:変ロ短調(B♭ E♭ A♭ D♭ G♭)
VI 平行調 c:ハ短調(B♭ E♭ A♭)

用語

フーガ
フーガの語源は「逃げる」を意味するラテン語。
先行声部の主題を後続声部が異なる調で追いかける。

主題(Subject)と対主題(Counter Subject)
先行声部の対主題は、後続声部の主題に寄り添うように奏でられる。